このような話を聞いたことがないでしょうか。
「パチンコ店員は転職に不利」
「パチンコ店員は下に見られる」
「パチンコ店員はスキルが身につかない」
僕は2022年11月にパチンコ店員から転職を経験しました。
「パチンコ店員は転職に不利」と聞いて、僕自身不安に思っていました。
では、実際に転職活動をしてみてどうだったのか。
僕が経験したリアルな部分をお伝えしていきます。
転職を考えているけど、そういう話を聞いて不安に感じている方にぜひ読んでいただきたいです。
きっと参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
結論
早速ですが、結論です。
「パチンコ店員は転職に不利」ということはありません。
これはぼくが実際に転職活動を通じて、主観的に思ったことです。
なぜそう感じたのかを理由を挙げます。
- パチンコ店員を理由として落とされなかった
- パチンコ店員という仕事に興味がない・知られていない
- 社会全体として職業差別はなくなっている
このように感じたためです。
これらについて次の章で、詳しく解説していきます。
しかし、その前になぜそもそも「パチンコ店員は不利」と言われるのか。
なにより、なぜ今あなたがそのように考えてしまっているのか。
その原因について考えてみましょう。
パチンコ店員が不利と言われる原因
「パチンコ店員は転職に不利」と言われて、不安に感じている人はぜひ読んでください。
そもそも原因はどこにあるのでしょうか。
それは以下の2つの要因によるものだと考えます。
- 歴史
- 情報操作
この2つの要因によって「パチンコ店員は転職に不利」とされていると感じました。
具体的にどういうことでしょうか。
歴史とは
近年はパチンコ業界はアミューズメント業界とも呼ばれ、社会の一員として認められつつあると感じます。
しかし、つい最近までパチンコ業界は社会悪のように扱われていました。
コロナウィルスが流行し始めた頃、パチンコに行く人達をバッシングしていたことは記憶に新しいですね。
それ以前にさかのぼっても、やはり良い扱いはされていなくて、社会からの風当たりは強いものでした。
- 賭博に対するグレーな扱い
- 反社会的な扱い
踏み込んだことをいうと在日韓国人に対する扱いであったりということもあるでしょうか。
このあたりも昨今薄れてきましたが、30代以上の方であれば理解されているかもしれません。
そういった社会の風当たりの強さ=イメージの悪さというものがありました。
それを原因として「パチンコ店員は転職に不利」としていた。
非常にデリケートな問題も含んできますし、その歴史は長く要因は多岐に渡ります。
深入りすると長くなるのでこのくらいにしますが、詳しい歴史が知りたい方は調べてみてください。
ということで、これが一つめの理由「歴史」です。
情報操作とは
2つ目の理由は「情報操作」です。
情報操作というとイメージが悪すぎますが、広告などによって心理をコントロールされていることが原因です。
「パチンコ店員 転職 不利」などで検索してみた経験がありませんか?
そのときに閲覧したサイトではどのように書いてあったでしょうか。
- 「パチンコ店員を続けるのは危険」
- 「今すぐ辞めるべき」
このような内容だったはずです。
なぜこのように書いてあるのか。
それはあなたを転職させて、その紹介料や広告料を得たいからです。
具体的にいつ・だれが・どのように転職したかは書いてあったでしょうか?
きっと書いてなかったと思います。
もしあなたが不安に思うなら、不安を誘うような記事を読まされているんです。
冷静になって、もう一度その記事を探して読んでみてください。
「記事を読んだ人を操作したい」のだと、念頭において。
きっと、そのように書かれているはずです。
そうやって不安を誘う記事があるから「パチンコ店員は転職に不利」という情報が流布する。
これが2つ目の原因「情報操作」であると考えます。
正しく理解しよう
主観的なものも含みますが、このような理由があって「パチンコ店員は転職に不利」とされています。
特に広告に踊らされている部分には思い当たる節がありませんか。
原因を考えて正しく自分の置かれた状況を理解しましょう。
ここからは僕が経験した上で感じた「パチンコ店員」だからといって不利とは言えない、その理由を解説します。
パチンコ店員を理由として落とされたことはなかった
パチンコ店員は転職に不利とは感じないとする理由の1つ目は「パチンコ店員を理由として落とされたことはなかった」から。
「パチンコ店員は転職に不利」とする理由として、よく聞かれることがスキルが身につかない点です。
そもそもスキルが身につくかどうかは、本人次第です。
どんな仕事をしたってスキルを身につける気がなければ、身につかないものです。
反対にどんな環境でも必死にやれば、何かしらの成長は得られるはずです。
面接の際にスキルや経験を問われた際にも、十分に共感される受け答えはできていたと感じます。
パチンコ店員なんて大した仕事をしていないとは評価されませんでした。
この経験が1つ目の理由です。
パチンコ店員に興味がない・知られていない
2つ目の理由は「パチンコ店員に興味がない・知られてない」ということです。
パチンコ業界は縮小しています。
特に若者離れが顕著で、20代の人だとパチンコ店入ったこともない方も多いです。
面接官が門外漢だと「そもそもどんな仕事なんですか?」というところから始まります。
興味を持たれていないので、悪いイメージすらない様子でした。
イメージすら持てない環境にあえて低評価も下されません。
「パチンコ店員は転職に不利」と言っているのはある程度の年齢層で、そこにマウントとりたい人だけです。
転職のコア層は、そんなこと気にもしていないのが実情です。
あなたが頑張っている事実を見ずに、
業界という曖昧な指標に置き換えて、
人より上に立った気になりたい、
そんな人が馬鹿にしてくるんです。
そんな人は相手にする必要ないです。
これが2つ目の理由です。
社会全体として職業差別はなくなっている
3つ目の理由は「社会全体として職業差別はなくなっている」ということです。
たとえば「ホステス」という仕事があります。
数年前までそういった「夜のお仕事」に務める人を、下に見るような風潮がありました。
そして、それが社会全体で許されていました。
でもそれはおかしいじゃないかとなってきましたよね。
僕も頑張っている人を下に見るなんておかしいと思います。
ホステスに対して敬意を欠いた態度を取ったとして、有名人が炎上したなんてニュースもありました。
一等地で働くホステスに憧れて、そこを目指すという人も出てきました。
当然なんですが、いろんな仕事があって世の中は成り立っているんですよね。
その共通感覚が生まれてきている。
だから職業差別はなくなってきました。
そういった風潮は転職市場ではより顕著であると感じました。
これが3つ目の理由です。
これらの理由から、そして僕が転職活動を経験した肌感覚からも「パチンコ店員だから転職に不利」とは感じませんでした。
あくまで主観的な意見ではありますが、少なくとも10年前とは違って来ています。
なぜなら僕は10年前にもパチンコ業界から異業界への転職活動を経験しているからです。
そのときとは明らかに状況が変わっていました。
そのときの経験と今回の転職活動の違いについても、別の記事で書きたいと思っています。
おわりに
「パチンコ店員は転職に不利」なのかという記事でした。
記事で述べてきたとおり、不利とは言えません。
急に厳しいことを言いますが、もし転職活動をして上手くいかないなら原因はその人にあります。
業界のせいじゃなくて。
それを言い訳にしているうちは、上手くいくものもいかないですよね。
まずは自分自身をよく見つめ直してみてください。
また、もしかすると、転職中にパチンコ店員を下に見たり馬鹿にしてくる人もいるかもしれません。
そういう人は時代について来てこれていない、仕事のできない人です。
何かと力の弱い存在を見つけて、上から圧力かけたいだけです。
そういう人がいたら相手にする必要ないです。
むしろ入社前にそういう人がいると知れてラッキーってものです。
入社後に、そういう人だったなんてなったら、目も当てられないですからね。
大事なのは、あなたのことを、その経験を大切にしてくれる環境に行くことです。
辛いこともあるかもしれませんが、正しく現状を理解し、判断していきたいものです。
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