こんにちは、flatです。
ぼくは2022年12月にパチンコ店員から他業種へと転職しました。
パチンコ業界については、あまり明るい話は聞かないですよね。
でも最近こんなニュースもありますね。
- スマスロ・スマパチの導入
- 各地で新規出店情報
こういった業界に明るいニュースも出てきました。
そこで、元店員の目線から今後業界はどうなるのかを考察してみました。
データを元にしていますが、主観的なものも含みます。
一意見として読んでみてほしいですが、実際に肌で感じたもので信憑性はあると思っています。
ぜひ参考にしてみてください。
結論
まず結論から言います。
今後パチンコ業界は縮小します。
明るいニュースもありますが、長い目で見れば確実に縮小していくんです。
なぜそう考えるのか解説していきます。
そしてそれを踏まえた上で、転職するべきかどうか。
これについても持論を書きました。
今不安を感じているならきっと参考になると思います。
こちらも読んでいってください。
業界動向
「パチンコ業界はなんとなく衰退しているんだろうなぁ」
今現在、このように感じている方は多いと思います。
実際のデータをみても売上・遊技人口など、パチンコ業界はゆっくりと衰退していることが分かりますね。
特にコロナ禍以降はより顕著に閉店が続きました。
コロナ禍からやや持ち直したと見られる、2021年にも売上の減少は続いていますね。
これは6号機導入などの規制強化も影響しているんでしょう。
実際に働いていてもお客さんが全然いなくて、スロットはかなり苦しいな…と感じていました。
数字で見ても、従業員としての肌感覚としても衰退が見えてきます。
6.5号機・スマスロの影響は？
6.5号機はおおむね好調のようです。
スマスロも一定の回復に貢献すると予測しています。
そもそも遊技性能、特に機械割が違いますからね。
なのでスマスロ・スマパチ導入はお店の売上には貢献するでしょう。
スタッフ側から見ても、つらい入替作業が軽減されることは嬉しいと思います。
パチンコ業界は規制と緩和の繰り返しです。
今回は緩和ですが、時間が経てばまた規制の波がきます。
そのたびに除々に絞られていくことになると感じます。
機械の性能面など、お役所が良しと言えばそれで良しなので、なんとでもなるんですよね。
それ以外の問題が山積みなわけで。
新規出店もあるけど
ところで、各地で新規出店の情報も見られるようになってきました。
2023年は出店の報告も多く聞かれるのではないでしょうか。
新規出店ができるのはパチンコ業界でも大手だけでしょう。
大型店化は今後も進んでいくでしょう。
地方の中小規模店は今後も減っていくと予測されます。
大型新規店がでればそこに顧客は吸われていくでしょうし。
設備投資にかける予算もなく、閉店となるのは目に見えていますよね。
競争がなければ、成長はありません。
長い目で見れば、市場規模はやはり縮小していくのでしょう。
業界縮小の理由
上に挙げたような、明るいニュースもあり短期的には業界に貢献するでしょう。
しかし、それでも縮小に歯止めはかからないと感じます。
その原因はなにか。
遊技人口の減少に歯止めがかからないからです。
遊技人口は今後も必ず減っていきます。
- ゲーム等に時間・お金を奪われる
- 日本の人口が必ず減る
- 海外進出ができない
こういった背景があるからです。
ゲーム等に時間・お金を奪われる
- 世界ゲーム市場は約22兆円に 国内市場はゲームアプリが1.3兆円（日経トレンド）
- パチンコ・パチスロの市場規模（藤商事投資家向け情報）
余暇産業全体のうち、パチンコが占める市場規模はいまだに3割ほどの巨大産業です。
パチンコ産業は約14兆円、ゲーム産業は約2兆円と市場規模には大きな開きがあります。
2019年にはパチンコ産業は約20兆円ありましたので、大きく規模が縮小していることが分かります。
とはいえ金額で見たら、パチンコとゲームの市場規模には比較しようもない開きがあります。
なぜこの状況で僕が減少していくと考えるのか。
若年層のパチンコ離れ
- パチンコ業界に関する2021年度 基礎調査データ（SeesResearch)
遊技人口は減少傾向にあるのは周知の事実です。
やはりその中でも20代・30代の遊技人口が大きく減っていることがわかります。
若年層が何に時間とお金を使っているのか、ゲーム等の他レジャーです。
反対に60代以上の高齢者層が、ゲームにお金を使わないのは想像に難くないでしょう。
今後10年後20年後を考えてみましょう。
今現在パチンコをやっていない人が、10年後何万円もパチンコにつぎ込むでしょうか。
僕は想像できません。
だって周りにやってる人がいなかったら、やらなくないですか？
自分ひとりでいきなりのめり込んでいくでしょうか。
少し考えづらいですよね。
若年層を掴んでいかない限り、縮小傾向は免れないと考えます。
日本の人口が必ず減る
- 人口減少社会、少子高齢化（総務省統計局）
少子高齢化社会と言われて久しいですが、やはり日本の人口は減っていきます。
だって今日10歳だった人たちが10年後必ず20歳になるわけです。
今日生まれた子供たちが10年後必ず10歳になるわけです。
なので、人口予測は大きく外れることはない。
人口は増やすなら出生率を上げる必要がありますが、1年後にいきなり出生率2や3に跳ね上がるはずない。
上がったとしてその世代が大人になるまで、ながーい時間を要するわけです。
だから、今後20年30年の人口推移は目に見えているってわけです。
遊技人口で考える
ではここでパチンコ参加者である遊技人口で考えてみましょう。
今コア層となっている高齢者層はもちろん減少して行くわけです。
人はいつまでも健康ではありませんし、無限に生きられるわけではないですから。
そして先に書いた通り、今パチンコやってない人たちが、将来的にパチンコやることは少ないと思います。
じゃあ遊技人口はもっと減るじゃないかという予測が立つわけです。
海外進出ができない
パチンコは海外輸出も行われていますが、あまり受け入れられていないのが実情です。
例えば韓国では、射幸性の高さから非合法化されています。
積極的な海外進出はいまだ難しいところです。
他業種と比較
ではその他の業種ではどうなのか。
「海外進出なんてしてるの？」と感じるかもしれません。
しかし、昨今比較的小さな会社でも積極的に海外進出しているところは多いんです。
そして今後もグローバル化は更に加速していきます。
なぜなら人口が減れば、それだけものを売る相手が減るからです。
人口が減ったときに、海外へ出ていけないパチンコ業は苦しい状況になりそうです。
今すぐ転職するべき？
いろいろ書いてきましたが、今後もパチンコ業界は縮小するなんて働いている人間からしたら「そりゃそうだろ」くらいの感想ですよね。
そこで聞きたいのは今すぐ転職したほうがいいのかどうかではないでしょうか。
転職した側の意見を言うなら
今すぐ転職しなくてもいい！
と思っています。
それはなぜか。
- そもそも全業界縮小する
- 今やるべきことを優先すべき
このように考えるからです。
最後にこの2つを解説して終わりにします。
そもそも全業種縮小する
前章で「人口が減る」ことについて書きました。
人口が減るからマーケットも縮小するという主旨でしたね。
でも冷静に考えてみてください。
人口が減るならあらゆる分野のマーケットが縮小するってことです。
だからこそ海外進出が必要だよねってことなんですけど。
でもまず、日本国内のマーケットが縮小するという問題からは逃げられないんです。
だとしたら急いで転職したとしても、その先でも同じように業界の縮小という問題にはぶち当たるわけです。
転職したって同じことの繰り返しになる可能性がありますよ。
だから問題のその先の先まで考えないといけないんです。
転職するならその先の先を考えてみることをおすすめします。
もし、今すぐにそこまで考えられないなら、まずは今ある仕事を精一杯やってみてもいいのではないでしょうか。
今やるべきことを優先するべき
自分「業界の縮小を理由に転職活動をしています」
面接官「この業界も今後確実に縮小するけど、どう考えますか？」
自分「……。」
これは転職活動の際にぼくの身に実際に起きたことです。
思い返すと、嫌な質問だなぁなんて思いますけど。
こう聞かれると、返す言葉が見つからないのではないでしょうか。
転職活動をするに当たって求められていることは、
- 何を頑張ってきたのか
- 何を成し遂げてきたのか
- 何を問題と捉えて、どう解決してきたのか
これらに明確に答えられる人材ですよね。
そしてその回答は、なかなか見つからないと思います。
どうやってもこれらの答えが見つからないときは、先に行動を起こすしかないんです。
まずは目の前のことを必死に頑張ってみる。
その経験を求められているんですから。
パチンコ業界は今後も縮小します。
でもすぐになくなるとか行き詰まるとか、そういう小さな産業でもないです。
だとしたら今やるべきを優先させるでもいいのではないでしょうか。
そう考えるので「今すぐに転職しなければならない！」とは言えません。
逆に言えばこれらの用意が出来ていていつでも動き出せるなら、転職するべきです。
いずれ乗り換えるなら早いほうがアドバンテージが生まれますからね。
そのときに参考になる記事がこのサイトにはあります。
ぜひ他の記事も参考にしてください。
まとめ
ということで「今後パチンコ業界はどうなるのか？」ついて書いてきました。
結論としてパチンコ業界は今後も縮小すると予測します。
それは
- ゲーム等に時間・お金を奪われる
- 日本の人口が必ず減る
- 海外進出ができない
このような理由からです。
あくまで個人的な意見ですけどね。
合わせて今すぐ転職するべきかどうかについても持論を展開しました。
不安に思う気持ちは誰しも持っています。
それをなくすにはまずは行動を起こすこと。
今この記事を読んでくれたのなら、それはすでに行動です。
それができるあなたなら、きっとどんなこともできるでしょう。
応援しています。
ここまで読んでいただいてありがとうございます！！
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